九州文化学園創立80周年記念「絆の茶会」~茶道を通じて心を結ぶ、世代と地域をつなぐ大茶会~を開催しました
2025年12月17日
12月7日(日)、アルカスSASEBOにて、九州文化学園創立80周年記念『絆の茶会』を開催いたしました。
本学園は学祖・安部芳雄の志のもと、平戸に淵源を有する鎮信流の茶道を教育の根幹に据え、これまで園児・児童・生徒・学生、さらに教職員までが茶道を通して心を磨き、豊かな人間性を育んでまいりました。
今回の「絆の茶会」では、小中学校の児童・生徒、専門学校・短大・大学の学生がお点前を披露し、ご来場の地域の皆さまや保護者の方々に心を込めたおもてなしを行いました。学園全体が一体となり、茶道を通じて世代と地域をつなぐ「学びと交流の場」となることを目指した取組です。短大部門はアルカスSASEBOの大会議室に立礼席を設け、薄茶点前を披露しました。
当日は鎮信流の奥方様をはじめ、保護者・地域の皆さまなど総勢174名の方々にご参加いただきました。
1・2席目および3席目は保育学科2年生、4席目は国際コミュニケーションコース2年生、5席目は食物栄養コース2年生が、それぞれ亭主(前半亭主・後半亭主)と半東を担当しました。欠席者もいる中、学生たちは互いに役割を補い、80周年にふさわしい堂々としたお点前を披露しました。
また、亭主・半東のみならず、裏方としての点て出しやお運びなど、全員が一丸となって茶会を創り上げる姿が印象的でした。
長崎短期大学では毎年茶道大会を開催していますが、80周年を迎える本年は、学園全体で記念茶会を実施する特別な機会となりました。
■学生の声
●国際コミュニケーションコース2年 原口さん(半東)
「普段の授業では使用しない貴重なお道具を扱うことができ、非常に良い学びとなりました。練習ではお道具の名前を覚えるのに苦労しましたが、お点前を褒めていただき、とても嬉しかったです。」
●国際コミュニケーションコース2年 大山さん(前半亭主)
「大変緊張しましたが、学園の児童・生徒・学生が一堂に会する貴重な場で、一生懸命練習したお点前を披露できてよかったです。自分の姿が誰かの学びにつながっていたら嬉しいです。」
●国際コミュニケーションコース2年 井元さん(後半亭主)
「学園全体として茶会を行うのは初めてということで緊張もありましたが、このような大舞台に立たせていただき、とても貴重な経験になりました。」
九州文化学園は創立80周年を新たな出発点とし、幼児教育から高等教育・職業教育までを包含する総合学園として、これからも茶道による豊かな交わりと、世代を超えてつながる“絆”の創出に努めてまいります。

















