茶道文化
茶の心で育むカレッジスピリット
お茶の心と豊かな自然の中のキャンパスで探究する新しい人間の生き方。美しい緑に包まれたキャンパスは、まさに豊かな知性と情操を育むにふさわしい環境です。先生と学生との心のふれあいを第一においた少人数教育と、お茶の心で育む豊かな精神性は、次の時代に大きく花咲くであろう精神文化の時代のさきがけとなる人たちを育成する、理想的教育といえます。
鎮信流の心を茶道文化の中に生かしながら和敬清寂の世界へ
和清 友と語ろう。友と笑おう。友と遊ぼう。真心の交わりは珠玉の輝きで青春を彩る。慰め、いたわり・・・。
だから人の「和」がある学生時代。

清らかな心を持とう。胸につけた白蝶の校章は清純さの象徴です。指先の清らかさが心に映える。
だから「清純」さを大切にする学生時代。
敬寂 花も、鳥も、空も、海も、人間が創ったものなどありはしない。全てに敬謙な気持ちが、自然に礼の心を育みます。
だから、人を「敬う」心の学生時代。

孤独は自分をみつめる最高の時間です。自分の心をみつめよう。青春はひとりで思う時、深い思索が明日の躍動に・・・。
「静寂」の学生時代。

強く美しきを良しとする21世紀の人材育成
 本学の建学の精神は「茶の心」であります。週1回の茶道文化は、2年間必修であり、1人の先生に6〜8人の学生がついて行われます。総勢30名以上の先生方により指導され、茶の点前を学ぶことにより茶の心を汲み取っていくのです。卒業時には、初歩伝の免許を取得します。
茶道初歩伝(鎮信流)資格取得

鎮信流の心を茶道文化の中に生かしながら和敬清寂の世界へ
 当地は、かつて江戸時代平戸・松浦藩の所領であり、松浦藩には平戸商館があり、オランダ貿易で栄えたところであります。その二十九代藩主、松浦鎮信公は、文武両道に秀でた名君であり、その鎮信公が石州流のお教えをうけて、新しい流派をおこしたのが鎮信流といいます。別名「石州流鎮信派」ともいい、茶道伝統を学ぶ人は決して多くありませんが、その精神は”強く美しくをよしとす”という独特の武家茶として受け継がれてきました。
 明治時代、皇族の方々は皆この鎮信流を学ばれていたといわれる由緒正しき流派であります。礼法の心、相手を敬う心、清潔で純粋な心、そして常に安らぎを求める心です。
 私達はこの心を茶道文化の中に生かしながら和敬清寂の世界に入っていくのです。
松芳庵
耳順亭