保育士養成施設で保育士資格を取得された方(取得見込の方も含む)が1年間で介護福祉士の国家資格を取得できるコースです。社会人の方も歓迎しています。
本学は、高齢社会に伴う時代の要請に応え、全国に先がけて平成元年、保育学科の専攻科(介護福祉士養成)を開設しました。すでに200数名が卒業し、その60%は介護福祉施設、在宅サービス、老人保健施設等で活躍し、リーダーとして将来が期待されています。介護職以外では、保育所保育士、障害者施設で活躍しており、毎年おおむね前記と併せ、100%の就職をしています。中には、大学、大学院等に進学するなど、教師として後輩の育成にもあたっています。
福祉専攻では、介護の社会化の背景を理解し、介護福祉士としての役割と今後の課題を見出す充実した1年間であってほしいと願っています。
■介護に関する科目
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介護概論
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介護技術
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形態別介護技術
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実習指導
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介護福祉実習
■福祉に関する科目
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社会福祉概論
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老人福祉論
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障害者福祉論
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社会福祉援助技術論
■医学に関する科目
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医学一般
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精神保健
■家政に関する科目
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家政学概論
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家政学実習
■心理学に関する科目
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老人・障害者の心理
■ゼミナール(研究活動)
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介護福祉特別演習
■リハビリに関する科目
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リハビリテーション論
■ケースレポート発表会[後期]
介護実習の総まとめとして、最終の施設実習期間に一人の利用者を受け持ち、介護過程を実践展開し、ケースレポートとしてまとめ、各自で発表します。
■ゼミ発表会[後期]
社会福祉理論演習として、各自が福祉や介護に関わる研究テーマを設定し、個人又はグループで調査・研究を深めていきます。
いずれの発表会も、お互いの意見交換や指導・助言を受けて更に充実し、大きく成長していく機会となります。
介護福祉実習の段階的学び
●第1・2段階実習
(5月・6月)では、施設利用者の生活環境を知るための初歩的な介護技術の応用性を学びます。
●第3段階実習
(7月・9月)では、在宅の要介護者の生活環境を考え在宅介護の特性について学びます。障害者療護施設で生活する利用者の日常生活の介護の特性について学びます。
●第4段階実習
(10月、11月)では、1人のケースを受け持ち、計画的な介護の方法を考え、個別的な介護実践について学びます。
介護技術(ベッドメーキング)
介護実習の様子
濱村 美和
先生
●主な担当科目
介護概論、介護技術
1年間で介護に必要な知識・技術・態度を身につける為には、自主的に学ぼうとする姿勢が必要です。有意義な1年となるよう一緒に頑張りましょう。
北村 光子
先生
●主な担当科目
介護技術、実習指導
介護技術や実習を丁寧に指導してくれます。日々専門家を目指す学生とともに悩み、泣き、喜びを一緒に感じられています。