補助事業
事業実地レポート
事業名 日韓茶道フォーラム
実地日 2007年2月9日(金)
実地場所 長崎県佐世保市
西海パールシーリゾート パールシーセンター内
マリナホール
参加者 一般:61名
本学学生:215名
本学教職員:36名
スケジュール
時間 内容
12:30 〜 受付開始
12:45 〜 呈茶席
13:30 〜 13:40 特色GP概要説明
13:40 〜 13:50 開会挨拶・基調講演講師紹介
13:50 〜 14:20 基調講演1:「国際社会での茶道」
14:20 〜 14:50 基調講演2:「韓国における茶道」
14:50 〜 15:00 休憩
15::00 〜 15:05 シンポジウム・メンバー及び
コーディネータ紹介
15:05 〜 16:20 シンポジウム:
「高等教育機関での教養教育としての茶道文化の可能性」
16:20 閉会挨拶
内  容 一般来場者の方に茶道に対する関心を高めるため、受付前に呈茶席を設け、フォーラム参加者へ、学生による点てだしで薄茶を提供しました。

基調講演1では、鎮信流茶道宗家・松浦章氏を講師に迎え、現代社会において伝統文化である茶道を教養として学ぶ意義――武士道、礼儀・礼節、自らを律し学ぶ姿勢、知足、和す心、人間尊重、禅、徳性の涵養、和敬清寂、わび、さび――についてお話いただきました。単なる点前の習得だけではない、より深く、幅のある学習意義を学生たちは学ぶことができました。また一般の方にも地域の伝統文化をより身近に感じていただけました。

基調講演2では、釜山女子大学・国際観光日語科教授/国際交流科長・徐 煥氏を講師に迎え、韓国茶道の歴史的経緯と意義、同大学で行われている茶道を取り入れた教育、韓国の社会事情などについて紹介いただきました。また、日本・韓国・中国の東アジア3国が茶道という共通の文化を手段とすることで、地域の平和に貢献できる可能性などについてお話いただきました。

シンポジウムでは、長崎国際大学・国際観光学科長・木村勝彦氏のコーディネートのもと、基調講演の講師両名、学校法人九州文化学園理事長・安部直樹、本学学長、さらに地域の教育行政からの視点として長崎県教育委員会委員長・古賀良一氏を迎えて、茶道や教養教育、地域貢献、国際貢献の観点から活発な意見交換が行われました。
イベントの
成果
 同フォーラムを実施したことにより、茶道を高等教育機関で学ぶことの意義を、地域文化と国際文化の観点から理解を深めることができました。
 また、地域の住民に対し地元茶道(平戸・鎮信流)に対する理解や、本学の教養教育のあり方について広報する機会にもなりました。
今後の事業
への反映
 基調講演を努めていただいた鎮信流茶道・宗家の松浦章氏には、平成19年度に開催する公開講座(オモシロ国際学)の講師の一人として、再度、学生や地域の方に講演して頂くことになりました。また、姉妹校である釜山女子大学との釜山研修や茶道大会などの文化交流においても、より発展的な事業展開が期待されます。
 学外の専門家が意見を交換し合うシンポジウムのような形式の学習機会は内容の理解を深めることまるという学生からの感想もありました。平成19年度以降も学外からの声を、直接学生に届けられるプログラムを検討していきます。
呈茶席
基調講演1
基調講演2
シンポジウム