学生支援プログラム

教職協働と地域との「絆」が育む、学生の社会適応力

短期大学から職業への円滑な移行と適応を促進するには、企業等が求めるコミュニケーション力の育成が必要です。
本取組は、学科・学年の枠を超えた教育課程外での学生の小集団活動を促すための支援プログラムを設定し、全教職員がメンターとして関わることを通して、学生一人ひとりの小集団内での人間関係調整力や意見表出力を育て、職場への適応力を高めることを目的としています。

プログラムの目標

短大2年間で職場に必要とされるコミュニケーション力の土台を育てるために学生に多様な集団活動経験の場を提供します。特に小集団内での学生同士や学生と教員間の交流促進と地域社会との関係性の構築を主眼とします。さらに、メンターとなる教職員の就職支援と相談業務に関するスキルを高めて、教職協働の総合的学生支援システムを強化し、短期大学全体の教育力の向上を目指します。

具体的内容・実施体制

学科や学年の枠を超えた小集団を形成し、集団を担当するメンターを交えた交流活動を行います。メンターは、学生のニーズに沿った集団活動支援を通じて、学生の自己信頼感と他者への思いやりの心を育てるための「絆」を構築します。グループ活動プログラムには地域の社会資源を積極的に活用し、職場体験、野外施設での合宿、地域イベントへの参加等を通じて地域との交流を図ります。

FD委員会に本取組の企画・実施・評価を掌る推進班(班長は教学部長、副班長を学生委員長(教員)と就職課長(職員))をおきます。推進班は、学生の意見や要望を取り入れながら活動の活性化を図ります。学生集団とのマッチングを考慮して推進班でメンターの配当を調整し、各集団の交流の均質化を図り、深化を促進します。また、運営上生じた課題や問題点は、FD研修会のテーマとなります。

評価体制・評価方法

実施した集団活動は、専用の記録シートでの報告を義務づけられています。シートの書式は学内共通フォルダに用意し、記録後は逐次アップロードして情報の共有化を図ります。学期末には、記録シートの集約点検を基にした報告会を開催し全教職員で取組内容を評価します。同時に学生の満足度アンケート調査や、活動を支援した卒業生および地域の関係者等からの意見を聴取し改善に役立てます。

学生のコミュニケーション力を高め、円滑な就職活動を展開し希望する職場への就職と定着を促進することが本事業の達成目標となります。この測定指標は、

  1. 活動記録による学生個人と学生集団の成長(人間関係力・積極性・協調性)
  2. 学生の満足度
  3. 就職実績(内定率等)
  4. 就職先の卒業生評価
  5. 卒業生による活動評価

などですが、これらを総合的に検証して取組の改善を図ります。

実施計画等

21年6月上旬までに全学生を40程度の小集団に振り分け、各々の集団に1〜2人のメンターを配当します。メンターは学生と個別・集団面接を行い状況把握に努めます。また、推進班が企画・集約した地域資源を活用した多種の活動を行い、卒業生・地域企業・団体等とのネットワークを構築します。翌年以降も活動の流れは同様ですが、前年度の経過と評価を参考に内容の修正を図ります。

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